2019年2月21日木曜日

白血病の治療~私の場合~⑥ 骨髄移植の適合検査

骨髄移植の適合検査(HLAの検査)


弟にドナーを依頼


 化学療法(抗がん剤治療)を開始し、寛解した後、抗がん剤の投与が続けられる中で、骨髄移植の準備に入っていくことになった。

 白血病と診断された時から、いずれは骨髄移植をすることになるんだろうな、と思っていたので、その時は何の抵抗もありませんでした。

 白血球をはじめとする全身の細胞には型があり、骨髄移植をするには私とドナーのHLA型の一致する割合を調べる必要がある、とのことでした。

 家族内にドナーが見つかる可能性は4分の1
 非血縁者間では数百から数万分の1の確率でしか一致しません。

 ドナーの年齢制限は20~55歳。私の親は高齢のため対象外。ドナーになることができる可能性があるのは一つ下の弟だけ。
  「私と一緒にHLAの検査を受けて欲しい。その結果、型が一致すれば骨髄移植のドナーになって欲しい」と電話で伝えた。
 
 もし、型が一致してドナーになることになれば、弟も数日間の入院を余儀なくされる。体にも大きな負担になる。仕事も休まなければならない。
 兄弟とはいえ心苦しい“お願い”だったが、快く了解してくれた。

 うれしかったですね。普段は疎遠なのに、頼まれる方にとってはリスクだらけの“お願い”にもかかわらず、力になってくれるという。
 ありがたいやら、もうしわけないやらで、HLAの検査を2人で受けることになった。

 費用の方は、私の分がが5万円程度。弟の分が3万円程度でした。検査項目のオプションが入るため、患者の方が少し高額になります。結果が出るまでは、2週間ぐらいかかりました。

結果は「不適合」


 型は合いませんでした。

 「わるいね」

 弟が謝ってきた。何も悪くないのに。わるいことをしたのは、こちらの方。
 検査を受けてくれただけで充分。それ以上望む気持ちなんてありませんでした。

 「適合の確率数百分の1のドナーを見つければいい」

 すぐに気持ちは切り替えられた。

 どこかホッとした気持ちもありましたね。弟にまで負担をかけずに済んだという。


 その後、主治医からセカンドオピニオンを受けるようにすすめられたのです。


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