2019年9月1日日曜日

令和元年 千葉県剣道選手権大会に出場!55歳二刀で‼

昨年(平成30年)に続き二度目の出場

令和元年8月31日 千葉県武道館 開会式前の画像
令和元年8月31日 於 千葉県武道館


挑戦はあきらめられない


 2018(平成30)年1月に急性リンパ性白血病の治療を終えて、4月に仕事と剣道を再開。9月に千葉県剣道選手権大会に54歳で初出場しています。(そのときの模様はこちら
 そして今年(令和元年)8月31日、二度目の出場をしました。

 今回の出場は非常に迷いました。というのは、稽古不足が否めないということ。

 前回は、大病から社会復帰できた喜びで、夢中で参戦しました。抗がん剤治療の影響による肺炎で入院していた直後の大会だったにもかかわらず。(その様子はこちら
 あれから一年。今はだいぶ冷静になってきました。それは、どれくらい無理をするとどれくらい体調が悪くなるかが、分かって来たということです。

 現在は、医者から食事や運動の制限は受けていません。しかし、当然ですが以前とは体調が違います。仕事のし過ぎ剣道のし過ぎが、翌日の体調に如実に表れる。疲労の回復に非常に時間がかかるようになってしまったのです。

 白血病の原因は解明されておりませんが、癌の一種ですから過労やストレスが一因であることは想像できます。すると、どうしても稽古量をセーブしなくてはなりません。
 気持ちとしては、大病する以前と同じ稽古量をこなしたいのですが、10分の1程度になってしまっているのが現状です。(以前の一日の稽古メニューはこちら

 この3カ月前に出場した浦安市春季市民剣道大会では個人戦で準優勝していますので(その模様はこちら)、千葉県剣道選手権大会の出場要件は充分に満たしていますから、あとは自分の決断次第。
 となれば、やはり挑戦を回避することはできない。私の性格上、当然この結論になりました。笑

会場入り


 前回は初出場ということで、会場入りするときから勝手が分からず、緊張しっぱなしでした。しかし、今回は心にゆとりを持って千葉県武道館に到着、会場入りできた。

 まずは、受付けを済ませて竹刀計量・検査へ。
 二刀で使用する竹刀の規定は一刀のものとは違うので、検査員の方々に手間をとらせてしまいましたが、提出した大刀二本、小刀二本ともすべて合格。今年度からは、竹刀の規定が新基準に変更されているので、持参した竹刀がすべて不合格になっている方も見受けられました。

 開会式が始まるまでは時間がありますので、ゆっくり着替えて準備運動とアップ。
 しかし、前回に続いて今回も浦安市からのエントリーは私一人なので、心細いのなんのって…。早く試合が始まってくれないかなぁと思いました。苦笑

試合開始


 一回戦、私は第二試合場の13試合目。落ち着いてゆっくり準備する間に、いよいよ私の番が来ました。
 立礼から二刀を抜刀して蹲踞の姿勢になった。お相手の面金(めんがね)の奥の顔が見える。分かっていたことですが、私よりもはるかに若い、と改めて思ってしまう。
 この大会は全日本剣道選手権大会の千葉県予選も兼ねているので、出場者は20代~30代がほとんど。50代なんてほとんどいません。今回も私が最年長だったようです。

 「はじめっ」の号令で立ち上がって、すかさず攻め込む。前回、お相手の若さと瞬発力を警戒するあまり攻め切れなっかった反省から、思い切って攻める。

 足さばきは"歩み足"。これは古流の基本。年齢を重ねると"送り足"では攻め込みが遅くなる。陰陽の足が絶えず切り替わる"歩み足"での攻めには、お相手も対応を躊躇していると見えて、前に出てこない。(歩み足についてはこちら

 下がるお相手を追いかける場面が多くなる。そんな状況の中でも、虚(きょ)をついてお相手が反撃に出てくる刹那、その手元が一瞬上がるのが見える。
 そこを「小手」か「面」でとらえたいところだが、なかなか決まらない。前年も感じたことですが、この大会に出場するレベルの選手たちは動作の"起こり"が非常に判りずらい。いわゆる"色"を出さないから、機をとらえるのが非常に難しいのです。

 攻めてはいるが、キメめられない。

 時間だけが過ぎていく感じでした。
 そして、試合時間の5分を告げる合図。両者有効打突がないまま、延長戦に入った。

 下がるお相手を攻め込んで、機を見て打突したつもりが、さらに間合いを切られてしまう。ならば、誘ってお相手が出てきたところを仕留めようと足を止めた瞬間、お相手の竹刀が私の面をとらえていました。

 「面あり」

 審判の声。
 完敗です。お相手はそこを狙っていたんですね。
 ただ一瞬の機会を逃さない、その技量に納得の負けです。
 

試合を終えて


 前年の反省をふまえて、足を遣って攻め込み、お相手の構えを崩して手元を上げさせたところまではよかったのですが、一本を取る打突にならない。機を正確にとらえていないんですね。
 最後はくしくも前年の試合と同じ技で負けました。お相手の技を誘ったつもりが居付いてしまったのです。
 この辺をしっかり稽古していかなければなりませんね。

 一方で、心は晴れ晴れとしていました。
 前年のこの大会では、最後は体力がなく力尽きたという感じでしたが、今回は体力的にはまだいける状態。
 この一年間、稽古量をセーブしていたため、体力が回復していないんじゃないかな、なんて思い込んでいました。しかし、わずかですが体力の回復が実感できた。
 これは、大きな自信になりました。そして、出場してよかったと思いましたね。

 生きる喜び、再び剣道ができることへの感謝、改めて胸に刻みました。
 来年、またこの場所に立てるよう、"老体"にムチ打って稽古します。笑
 

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